歯間部の清掃について

2024.7.7

皆さん、こんばんは🌙

今、子どもを寝かせつけ、ブログを書いたら歯磨きして寝よう!と思っているところです(笑)

さて、皆さんのおうちでの歯磨きタイムに、歯間部(歯と歯の間)の清掃は含まれているでしょうか?

歯科に携わっている方でしたら、フロスや歯間ブラシを大半の方がしているかと思います✨

ですが、私たちのところにいらっしゃる患者さんにお話を聞くと、歯磨きタイム=歯ブラシのみでしていて、週に1~2回ぐらいで糸ようじをしているという方が多い気がします。

もちろん、クリーニングをしていく中で歯間部の清掃がなぜ重要なのかをお伝えすると圧倒的に習慣化してくださる方が増えるのも事実です。つまり、、自分の歯にフロスや歯間ブラシが必要なんだ!!と知ってくださっている方が少ないのだと私は確信しています😯

日本人はきれい好きな方が多いので、基本的に1日に1回以上歯磨きをされる方がほとんどです。

ですが、歯間部の清掃は、、というと普及率はまだまだ低い方だと思います。

上の図は、平成28年の歯科疾患実態調査でデンタルフロスや歯間ブラシを使った歯と歯の間の清掃を行っている方の割合を示しています。デンタルフロスや歯間ブラシを用いて歯間部の清掃を行っている者は全体の30.6%で、男女別に見るとすべての年代で女性の方が歯間部清掃を行っている方が多いのが分かります。また、40~70代の女性の5割以上がデンタルフロスや歯間ブラシを用いた歯間部清掃を行っていることが分かります。このデータを見ると、微力ではありますが、もっともっと私たち歯科衛生士が患者さんの為にお伝えしていけることがあるなぁ…と思います。

ここからは声を大にして申し上げたいです!!(笑)

感染症であるむし歯や歯周病の高リスク部位に歯間部は当てはまります!患者さんは気がついていない方が多いと思います。実は、歯と歯の間からむし歯や歯周病が始まっていることを。。。

「このむし歯(歯周病)は歯と歯の間から作られたむし歯です🦷」と、治療するときになかなかお伝えはしないですものね💦

重要なのは、病気の原因であるプラーク(細菌の塊)が歯と歯の間にたくさん付着しているということです。

歯間部のプラーク除去率は、

歯ブラシのみ 60%

歯ブラシ+フロス 86%

歯ブラシ+歯間ブラシ 95%

という研究結果もでています。

時々、患者さんの中に極細タイプの毛の歯ブラシを押し込んで歯間部のケアをされていたり、つまようじで食後にケアされているというお話もよくお聞きすることがあります。

しかしながら、過度な力でのブラッシングは歯ぐきを痛めたり、痩せさせる原因になったりもします。

そして、あくまでもつまようじで除去する対象物は食べかす、フロスや歯間ブラシで除去する対象物はむし歯や歯周病の原因となるプラークなのです。

ターゲットとするものが変われば、道具やテクニックも変わります。

食べかすが歯と歯の間にはさまらないから、歯間ブラシやフロスは必要ないと考えていらっしゃる方も多いです。

でもでも、違うんです!!

毎日、おいしいものを食べたり飲んだりしているお口の歯と歯の間にはプラークが必ず存在するのです!!

そして、歯間ブラシやフロスをすることで確実にプラークの除去もできるので、口臭の予防にもなります👄

歯磨きだけでプラークが落としきれないことは、染め出しをしてみるとおもしろいほどわかりますよ😊

衛生士歴18年目の私も歯と歯の間は赤く染まります(笑)

気になる方は是非、私たちの歯科医院へ歯と歯の間にプラークがたまっていないか、一度チェックにいらしてください🦷✨

もし、プラークがたまっていたとしたら、あなたの歯と歯の間に合った、歯間清掃具&使い方を是非おすすめさせて欲しいと思います🌸

フロス、歯間ブラシの種類や使用方法に関してはまた後日書きます✎

私もこれから、フロスと歯間ブラシ(4Sサイズ)で自分のケアを頑張りますっ✨ 

 
アクセス
MENU
TOPへ