子どものむし歯治療について
2024.6.29
皆さん、こんにちは!梅雨真っ只中で、じめじめしていますね☔☔
昨日は子どもの風邪で小児科を受診しました。
今の流行りは手足口病とのこと・・・小さい身体でたくさんの子たちが日々、感染症と戦っているんだな~と感じました😐
そんなこともあったので、本日は子どものむし歯治療について私たちの考えを述べたいと思います。
当院では、子どものむし歯治療のときに保護者の方に、
①麻酔をすること
②ラバーダムをすること
の許可をいただいております。①麻酔をすることに関しては、保護者の方で抵抗のある方も多いかもしれません。特にむし歯の本数が多い場合には、毎回注射で麻酔をするのがかわいそうと感じられる方もいらっしゃいます。
ですが、むし歯を削って取っているときに途中で痛みがでたり、まだあるむし歯を取り残した状態で詰め物をするのは少し違うのではないかな、と思うのです。
②のラバーダムも、精密に治療をするとなると必要な場合が多いと思います。特に子どもは唾液が多く詰め物をするときに唾液が入り込むと、詰め物が取れやすくなる原因にもなります。
しめ付け感は多少の負担になるかもしれませんが、慣れてしまえばこちらに関しても余裕でできる子たちはたくさんいます🤗
いずれ抜ける子どもの歯だからある程度の治療でいいや、ではなく、子どもたちや保護者の方にとって最善の治療をしたいと常に考えています。
しかしながら、いきなり麻酔やラバーダムをしてむし歯治療ができる子はそう多くありません。
そこで当院では、初めてむし歯治療をするお子さん、他院でむし歯治療はしたことがあるが麻酔やラバーダムの経験がないお子さんにはむし歯治療をする為の「練習」をしていきます!
年齢やその子の性格などにもよりますが。2~5回ぐらいで歯医者さんに慣れてもらえるように、色々な器具を使ってみたり、たくさんお話をしたり、、、その時その時でその子がクリアできそうなミッションを一緒にクリアし成功体験を本人、私たち、保護者の方で共有していきます♪
たまにおんなの先生だと大丈夫だけど、おとこの先生が苦手!というときはなす術もなく笑
院長とタッチをして帰ってもらったり、少しづつ交流を深めてもらえる努力をするしかありません🌟
そして、「100%治療できる状態」まで気持ちを持っていくことが私たち歯科衛生士のお仕事です✨
中途半端に治療にトライして、やはりできなかったときの子どもへのダメージはとても大きいですし、
お互いにいいことがないので、当院では基本的に抑え付けて無理やり治療をすることはありません。
ほとんどのお子さんが練習を受けるとむし歯治療に移行することができます。この練習をすることのデメリットがあるとしたら、保護者の方が治療できるようになるまで何度も足を運んでいただかなければいけないということでしょうか。
確かに回数はかかりますが、こんなことまでできるようになったのね!と保護者の方にもお子さんの成長を感じていただけること間違いなしです!
何しろ、ラバーダムと麻酔をして治療を受けているお子さんの姿を見て、その逞しさに感動してうしろで私がうるうるしてしまうぐらいですから😂
一度、しっかりむし歯治療を受けたお子さんはその後、むし歯になったとしても治療を頑張れる子になっていることが多いのです!
長い目で見たときに、当院に通ってくれているお子さんたちにとっていい選択を今後もしていきたいと思います。。。
子どもたち、保護者の皆さん、いつも頑張って練習に来て下さってありがとうございます♡🤗♡
これからも一緒にがんばりましょう!!