唾液の役割と唾液腺マッサージ
2024.8.31
皆さん、こんにちは!
今回は、『お口の美容液』ともいわれる唾液についてお話したいと思います。
人は1日1~1.5リットルの唾液を分泌しています。
【主な唾液の作用】
消化作用 αアミラーゼがデンプンをマルトースまで分解する
円滑作用 口腔粘膜を湿らせ、咀嚼・嚥下・発語などの運動を円滑にする
咀嚼の補助作用 食べ物を湿らせ、粉砕や食塊形成を容易にする
溶解作用 食べ物の中の味物質を溶かし、味覚促進をする
自浄作用 食べ物のかすを洗い流す
抗菌作用 唾液中の抗菌物質により病原微生物に抵抗する
緩衝作用 酸・アルカリの中和を行う
歯の保護作用 唾液のたんぱく質により歯の表面に被膜を作りむし歯を防ぐ、歯の溶解を防ぐ
このように、唾液には重要な役割がいくつもあります。これらの作用がうまく作用しないと、味覚障害また咀嚼障害、摂食・嚥下障害、むし歯の多発や口腔粘膜と歯周組織の炎症などを引き起こします。
お口にとっても身体にとっても重要な唾液ですが、歳を重ねたり、緊張状態が続くと唾液が出にくくなります。
最近、「お口が乾きやすい・・・」と感じている方は、唾液腺マッサージをしてみてください✨
三大唾液腺【耳下腺(じかせん)・顎下腺(がっかせん)・舌下腺(ぜっかせん)】というポイントを刺激すると唾液が出やすくなります。
唾液腺マッサージは、強すぎない力で、リラックスした状態で行うと唾液が出やすく気持ちがいいです。
何事にも継続することで、効果を実感していただくことができると思いますので、ふとした瞬間や気になった時にマッサージするとよいと思います😊
唾液が出ることでお口の中が潤い、むし歯、歯周病、口臭の予防になります。
唾液腺マッサージはすぐにどなたでもできますので、健康のために是非お試しください🌻