いやいや期の歯磨きの乗り越え方
2024.8.26
夏ももうすぐ終わりですね🍉皆さん、たくさん楽しい思い出が作れたのではないでしょうか✨
来週からは幼稚園や学校も始まるご家庭が多いと思います。
私自身今年の夏季休暇は2歳の息子とゆっくりじっくり過ごし向き合えた時間になったと思います😊
そんな楽しい日々が終わり、いつもの日常に戻った瞬間…息子がここぞとばかりにいやいやを発動させていて毎日なにをするにも首を横に振られる毎日を過ごしています。
ということで、“魔の2歳児“とも呼ばれるこの時期のブラッシングの注意点を今回はお伝えしたいと思います。
いやいや期とは…何を言っても何をするにも、「いや!」と泣いたり、嫌がったりする時期のことを言います。保護者からしたら、いつも素直なときはかわいいのに、いやいやが始まるとこちらも、勘弁してくれ~っ😟となるぐらい、幼児期の子育ての壁にも感じる時期です。
1歳半頃から始まり、2歳前後にピークを迎え、3~4歳頃に落ち着いてくるという流れです。
この頃(2歳頃)の子どものお口の中は乳歯(子どもの歯)が20本揃ってくる頃になります🦷
食べるもの飲むもののバリエーションも増え、むし歯のリスクも上がってくる頃です。チョコレートやグミ、ジュースなどの味も覚え、欲しがるようになります。
また、お肉のかたまりや繊維質の野菜も食べるので歯と歯の間に食べかすがつまりやすくなるのもこの時期です。
何でもやってもらっていた赤ちゃんの頃とは違い、歩く、走る、片付ける、着替える、食べるなど自分でできることが増えてくることにより、自分でやりたい!という気持ちの芽生えや、周囲の大人の気を引きたい、言葉が出ずに自分の気持ちをうまく表現できないといったことからいやいやとなっていることが多いようです。
自分であれこれやりたいけど、まだまだ大人に甘えたい、本人たちもストレスや葛藤のある難しい時期なんだな、と思います。そして、このような自己主張を始めるのは精神面での発達や成長を意味し、自立する気持ちを学んだり、自己主張の仕方を学んだりしている、必要な時期であると認識を誰しもがしています。ですが、私たち親もまた、時間に追われた生活をしています。全部子どものペースに合わせるという訳にもいきません💦
ということで、この時期の子どものブラッシングが少し楽になる方法をご紹介します✨
1⃣まずは子どもの言葉に共感してみる
子どもも意味もなく「いや!」と叫んでるわけではないはずです。私自身がどんなに急いでいるときでも、「そっかそっか、いやなんだね」と共感してみています。なんでやらないの?早くしてよ!とこちらの気持ちをそのまま言葉にしてぶつけると子どもも興奮していやいやが激しくなります。こちらに余裕はないけど、うんうん、わかるよ。という一言で、相手もあれ?何がいやなんだっけという感じで冷静になることがあります。
2⃣自分で磨きたい!を応援する
2歳児のする歯磨き、自分でやる!と言っても、同じところばっかり擦っていて全然磨けていないし、時間もかかります。親がやった方が早いし、無駄がないのも確かです。ただ、それでは子どもの自立心が養われる機会が失われてしまいます。以前担当させていただいた患者さんは、小さい頃に一切子どもに磨かせず、保護者磨きのみでブラッシングをさせていたそうです。それはそれでしっかり親が磨く、管理をするという強い愛情を感じましたが、子どもは自分の歯磨きは親がするもの、と認識しており、小学校高学年ぐらいでも歯磨きの時間になると、歯ブラシを親に手渡すだけ、あとはおまかせ~、というお子さんもいらっしゃいました。ある程度の自分で「できた」「やれた」と満足させ、成功体験をさせることは重要かと思います。
3⃣その気がないときはやめてみる
何かに熱中しているときの子どもの行動や気持ちを切り替えることは簡単ではありません。今やっている楽しいことを奪われる恐怖感からいやいやは発動しやすいので、規則的に時間を決めることも大切ですが、無理にブラッシングするとその行為自体を嫌いになってしまいしまいます。子どもの抵抗感や反発心を少なく、素直な行動に移せるように「これがおわったら、歯磨きしようね!」などと、タイミングを見計らうことも大切です。
それ以外にも、歯ブラシを口にくわえたまま走り出す、寝転がるなど、歯磨きが危険に変わるときもあるので歯磨き中は目が離せません😨
我が家では、当たり前かもしれませんが、まずは子ども自身に雑でもいいから自分磨きをしてもらい、それから親がしっかりプラークを落とすという手順でお口のケアをしています。
眠かったり、体調が悪かったりしたら翌朝念入りにブラッシングします。習慣だからといって気分がのらないときに無理にすると子どもは歯ブラシが嫌いになってしまいます💦焦らずに子どもにとっていいタイミングでブラッシングをすることで親子のスキンシップになるように取り組めるといいな、と思います✨
また、楽しく歯磨きをするためのちょっとした工夫として「今日は何味にする?」と歯磨き粉の味を選んでもらったり、子どもにアンパンマンやばいきんまんの仕上げ磨きをしてもらったり、私と歯磨きをし合ったり、、、となるべく楽しい歯磨きタイムになるように心掛けています♡(結構ノリノリで私の歯磨きをしてくれますが、めちゃくちゃ痛いです笑)
普段は天使のような我が子でもいやいやが出ているときは、こちらも熱くなってイライラして変な汗が出てきますが、子どもに歯磨きをさせるときは必ず保護者が寄り添い、いつの日か自分できちんと磨けるようになるその日まで優しい気持ちで見守っていきたいものですね😊