戸塚安行の歯科|歯の根に膿がたまるとは?症状や治療法をわかりやすく解説
皆さん、こんにちは。
戸塚安行や東川口から車やバスで通える歯医者【ふくえファミリー歯科戸塚】です。
歯根に膿がたまってしまい、辛い思いをしたことはありませんか?
よく耳にする「歯の根に膿がたまる」とはどのような状態で、何が原因なのでしょうか。
この記事では、歯根に膿がたまる原因や症状、治療法などをわかりやすく解説します。
歯根に膿がたまるのは感染が原因
歯根に膿がたまるのは、歯の神経が入っている空間が感染しているためです。
侵入した細菌を殺そうと白血球が集まり、歯を支えている骨などが破壊されて膿となり、排出されます。
感染の原因として、以下の3つの原因が考えられます。
1.歯の根の先端が炎症をおこしている
歯の詰めものや被せものが劣化し、歯と被せものや詰めものの境目から細菌が入ってしまうことがあります。
神経を取った歯や神経が死んでしまった歯に細菌が入り込むと、細菌の毒素や死骸、糞などが根の先端に溜まり、膿となり排出されるのです。
この状態を歯科用語で「根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)」と呼びます。
2.歯の神経が死んで周囲が炎症をおこしている
根尖性歯周炎が進行すると膿の袋が大きくなり、「歯根嚢胞(しこんのうほう)」と呼ばれる状態になります。
痛みなどの自覚症状がないケースもありますが、歯ぐきに白っぽいできものが現れることで違和感を感じる方もいます。
ぷくっとしたできものは潰さないようにし、歯医者で適切な治療を受けましょう。
レントゲンを撮るとはっきりと膿の袋が映ります。
3.歯の根が割れている
歯の根が割れている状態を歯科用語で「歯根破折(しこんはせつ)」と呼びます。
むし歯やむし歯の治療などによって弱くなった歯に何らかの強い力が加わることで、歯が割れ、割れ目から細菌が侵入して、歯の根の先に集まって炎症をおこし、膿を出します。
歯根に膿がたまった場合の症状や治療法は?
歯の根に膿がたまってしまった場合の症状や治療法は、以下の通りです。
症状
歯の根に膿がたまると、以下の症状が出ることがあります。
・歯が浮いたように感じる
・噛んだときに痛い
・歯ぐきが腫れる
・頭痛がする
・副鼻腔炎になる
これらの症状を放置すると膿が大きくなり、最悪のケースでは抜歯が必要になります。
治療法
歯の根に膿がたまった場合、おもに以下の治療を行います。
・根管治療
・歯根端切除術
・かみ合わせの調整
・抜歯
膿がたまった原因や症状に合わせて適切な治療を選択しますが、原因によっては抜歯しなければならないケースもあります。
2018年の全国抜歯原因調査結果によると、歯を失った原因は「むし歯」「歯周病」についで「破折」が18%です。
「破折」の多くは、外傷などによるものではなく、神経をとったためにもろくなった歯と考えられます。
歯や歯ぐきの違和感に気づいた際は放置せず、早めに歯科医院を受診しましょう。
感染を防ぐためにふくえファミリー歯科戸塚がしていること
歯の根が入っている空間は狭く、複雑な構造をしているため、歯の根の治療は難易度が高い治療です。
【ふくえファミリー歯科戸塚】では、歯の根の感染を防ぐために以下の取り組みを行っています。
1.歯の根の治療の際にラバーダムを使用する
ラバーダムは治療する歯だけをゴム製のシートによって隔離し、根の中に唾液などが入らないようにする器具です。
唾液の侵入を防ぐことで、感染を起こしにくくします。
2.歯の根の構造が複雑な場合は歯科用CTを撮影する
歯の根の構造が複雑な場合は、歯科用CTで撮影し、立体的な画像で構造を把握した上で根の治療を行うことで、再発リスクを下げます。
3.治療の際に拡大鏡を使用する
2倍〜10倍に拡大できる拡大鏡という、虫眼鏡のような器具を使うことで、むし歯の取り残しや、歯と被せものの段差をできる限りなくし、むし歯の再発や感染を防ぎます。
「歯が浮いたように感じる」「歯ぐきにできものがある」など、お口の中で気になることがある方は、当院までお気軽にご相談ください。
保険診療を主軸に診療を行っていますので、ご来院の際は保険証をお持ちください。
ご予約はお電話(048-291-8809)もしくはWEBより承ります。